2018年1月20日土曜日

2017インドネシア・ベスト・アルバム10 その2

第2位



Trio Lestari / Wang

メンバーの一人、Glenn Fredly は90年代終りにソロでデビュー。インドネシアR&B好きには知られた人だ。彼はソロの前にはFunk Sectionというグループのヴォーカルでもあった。このグループには後にMEやNEO他、でプロデューサーとして頭角を現し、オイラが敬愛したインドネシア90年代ニュージャック・スイング野郎(インドネシアのテディ・ライリー、もちろんあのGUY)Iwan Noorsaidgがドラムで参加していたバンドなのだ。Tompiもソロでしられて、Sandhy Sondoroという人は知らなかった。一人では大したことないけど、3人集まれば..かなり話がそれたけど、そういう意味(どういう意味?)では、このグループのイニシアチブサはグレンがとっているような気がするけど、まぁ、どうでもいいや。オールド・タイミーな曲をまぜ、ラテンチックから色々あるけど、まぁ歌唱力がうらずけられているからこそ、楽しいアルバムわけで。オリジナルのRPM盤は色々写真が楽しめたが、KFC盤はそっけない。但し曲はKFC盤の方が多い。KFCのCDにはいろいろと言いたいことがあるけど.そのうちに。





2018年1月19日金曜日

2017インドネシア・ベスト・アルバム10 その1

例年ならインドネシア・カセット10をやっているが、正直言ってベストに上げる10本が揃わなかった。一方でCDはポップスが中心ではあるが、10枚揃った。言語はインドネシア語だけど、音楽としては欧米風だから面白くない。四半世紀前にはそんなこと言っていたオイラも随分と状況が変わった。いや、時代が変わったのだ。

1位 Murni Subakti / Nhulihi Si Tading



 インドネシア、今の時代、地方ポップスの面白さを表現できる音楽はHIP HOPだと思っていた。実際、面白い地方もののサンプリングネタで、地方言語でラップするグループも沢山いる。が、本作の中心はジャズであった。スマトラ、トバ湖周辺に住むバタック・カロ族のプルコロンコロンという音楽をベースに。トラディショナル楽器奏者とジャズ演奏者とのコラボ演奏みたいなものだが、どうしてもジャズ的なアレンジが強いのは力関係かしら。少しジャズ的要素が食傷気味の所もあるが、プルコロンコロンという音楽をこんなに楽しく、しかも現代的に聴かせたアルバムは過去にない、いやもしかしたら今後もないかもしれない。一地方の音楽を、いくら今風のアレンジであっても他の地方の人が好むだろうか。ナイスな沖縄音楽の新譜が出た、みんな買わないでしょ。それと似たような感じ。
 

インナーの写真もいい(右)カロ族の衣装着ているし、楽器の写真も載せている。MV観ながら一応確認はできるかな。


バタック・カロの音楽、プルコロンコロンを日本人で初めて世界に発信した師匠のHPを参考にしました。


2018年1月8日月曜日

2017ベストリイシュー10




①V.A / Palmwine Music Of Ghana
②Purple Rain  / Prince and The Revolution (デラックスエディション)
③Legenda / Sheila Majid (Digitally Remastered)
④AKaung Ta A Kaung Sone Tay Vol.2 / Ko Aunt Gyi
Paint And Paint / Haircut Onehandred 
⑥Turenne Et Sa Clarinette
⑦Watching Out / Split Decision Band
⑧デッドリイド・ドライブ / 伊藤銀次 (40周年デラックスエディション)
マルティン・チャンビの時代のペルー、アンデス音楽 1917-1937年
⑩コンプリート・シングルズ/ ザ・キャラクターズ

歳をとるにつれ、若い頃に聴いた音楽をもう一度いい音で聴きたい。でも、世界の色んな音楽もまだまだ聴いていきたい。そんな思いが強い年だったような、2017年。ね

①はダントツですね。色んな所で言われているけど、ここでも言いましょう。世界に誇れるリィシュー盤。一曲目から素晴らしいし、殆ど復刻されてない音源を日本のコレクターがこれでもか!と選曲。②本人がリマスターだから、間違いなく音が素晴らしいよ!映像もいいんだなこれが。③90年の名作デジタル・リマスター盤。東南アジアの旧作がリマスター盤で登場するのは、マレーシアとかごく一部でしょう。復刻という意識は薄いのだ。今年、新作でも見事に復活した。ガムランのサンプリングとか気持ちいい音してますよ。④ミャンマー、3枚リイシュされた中でも一番歌謡的で東南アジア的で素晴らしい。⑤解説にもあるけど、まさに悲願の復刻盤。CD化もされずに33年も待たされた。演奏力、アレンジ、曲の良さどれをとっても1stより上でしょ。つまり、ニック・ヘイワードはヘアカットには必要ではなかった。なぜか、今年久々に新作だしたみたいでけど。⑥マルチニックのクラリネット奏者。ビギン~マズルカ他、ナイスでしょ、歌無しで楽しめる。レコも好きなのでまだ売っていないのだ。⑦70年代後半、オハイオで活躍したグループ。知らなかった。オハイオなので買ってみたらオイラのツボでした。ブギーからディスコ~ファンクまで。レコードは高値らしい。⑧銀次のアルバムで一番好き。いや、他のアルバム、何があったかもう覚えてない。中学の時、擦り切れるほど聴いたのだ。ブックレットも充実している。⑨まず、1曲目でしょ、驚いた。ペルー、知られざるアンデス音楽。⑩シングルほぼコンプリートだった。それほど好きなグループだった。「ラヴ・サウンズ」ばかり注目されていたけど、いいグループでしたよ。初CD化が13曲。大好きな「甘えたいのに」も初CD化でうれしい!

2017年1月15日日曜日

2016年中古インドネシア・カセット・ベスト10

① Kecik-Kecik / Waljinah




ワルジナさんのクロンチョン・ダンドゥットに出会ったのは、もう四半世紀以上前。Walang Kekek / Waljinah (Kroncong Dang Dut) P2SC盤だ。カセットをダビングして擦り切れるほど聴いた。クロンチョン・ダンドゥットの名盤だ。もしかしたら、P2SCにはクロンチョン・ダンドゥットのアルバムがまだあるんじゃなかろうか、とここ何年か思い始めていた。情報なんかあるわけがなく、カンだけが頼りだったが、存在した。しかもプランテーションにあった。何と幸運。前述のWalang Kekek とはバックのオルケスは変わったが、基本路線は変わっていない。2016大収穫の一本だ。

②Gerenyem-Gerenyem




















インドネシアの歌手で彼女ほど、ジャンルを多岐にわたり、名作(迷作)を残した人はいないだろう。クロンチョン、ランガム・ジャワ、シャンプリ・サリ、ポップ・ジャワあたりは当たり前で、ダンドゥット、クンダン・クンプル(バニュワンギ)、カシーダ、そして、ジャイポンガン。他にもっとあるかもしれないが、オイラはこれぐらいしかしらない。特にジャイポンガンのカセットは1本しか持っていなかった。ただし、ジャイポンガンと言っても、カセットに表記されているように’Jaipongan Jawa'なわけで、あくまでワルジナさん解釈のジャイポンガンなのだ。だから面白い。ジャワ人の彼女がスンダ音楽を自分なりに...、異種格闘技みたいなもんです。まぁ、大歌手だからできるのでしょう。

③Lagu Duo / O.M.Gamat Sinar Harapan




















Gamatは、ミナンカバウのトラッドな音楽。それをO.M.(オルケス・ムラユ)解釈でやるという発想が、やはり時代だったのかしら。カセット裏にはTGL.19 APRIL 1980の表記があるが。地方音楽をこうしたアレンジ、つまりダンドゥットぽく、もしくはムラユ色濃く、なんてカセットは沢山存在したんだろうなぁ、一方でポップ・ミナンがありながら....

④Gambang Kromong / Benyamin S. & Herlina  Effendi



















 
ベニャミンのGK(以下ガンバン・クロモン)路線の「美女と野獣」路線は、イダ・ロヤニに限ったことではない。色んな女子とアルバムを出しているが、イダの次にしっくり来るのが、オイラはへルニア・エフェンディだな。Bang BenとはREMACOにもレコード残しているけど、もしかしたら、REMACO音源のカセット化かもしれないが、聴いたことがない。なぜか、イダ・ロヤニとわかるナンバーもあるが、これも聴いたことのない音源。たいしたカセットには思えないが、聴いたことのない、音源が満喫していた。

⑤Sono / Wiwi Wiarsih


















 
 
JAIPONG DANGDUTと表記されたカセットで、これだけ、アコーディオンが使用された音源はオイラ、知らない。スンダ~ムラユ情緒へのアプローチが素晴らしい!

⑥Lagu Lagu Melayu Deli / The Tropic’s &Mayang Murni





















何だか、スマトラ(メダン)あたりのBARで演奏していたグループがそのままカセットを出してしまったようで、オイラは好みだ。ムラユ・デリをラウンジ感覚で。サックスがいい味出している。当然ながらアコーディオンはなく、アラブ色も後退しているが、だから面白い。たぶんヴォーカルであろう、Mayang Murniもムラユ色出さず、演奏にあった歌唱をしているのもすき。ホンマに地方もののカセットは奥が深い...

⑦Satu Lobang Rame Rame / Ali Usman & Noora Normania




















ダンドゥットのカセットでゴルフ・ジャケというもの珍しい。バックのAntique Groupのナイスなバックと、そこそこにいい曲がそろっていた。Dianレコードにしてはおとなしめな内容だ。

⑧Calung Bandung / Detti Kurnia Adang P.&Ganjar





















初めて見るディディのカセット。声が若々しい。SUWANDAの強烈なグンダンにチャルンが絡む。タイトル曲はかなり好みだった。

⑨Ulaelo / Tatty Hartati




















一昨年ほど、入手できなかったクリニンガン・ダンドゥットのカセット。2016では本作が一番気に入っている。どうして、これがダンドゥットなのか、クリニンガン・モデルンなる表記でもいいと思うが、時代だろう。当時のダンドゥットの勢い。ルバーブ、グンダン、スンダ・ガムランのシンプルな演奏なれど、歌い手の濃厚さが、たまらない。


⑩Salome / Wiwiek Sumbogo





















大好きな彼女のカセットは2016もいろいろ入手したが、大当たりというのはなかったかな。気に入ったのが、ジャケもかわいい本作。A面のみなのだけど、彼女らしいダンドゥットでした。


確か、初めてインドネシアのカセットを買ったのが、25~26才ぐらいだったような。ということは30年買い続けているということか。いつ終わりがくるのか..まぁ、こなくてもいいけど。

2016年良質なカセットを提供してくれたプランテーションには本当に感謝。2017年もよろしくお願いしたい。


2017年1月5日木曜日

①Fitnah
②Bukan Tak Sayang
③Hari Jitu
④Bukan Tak Mampu
⑤Hidup Tersiksa
⑥Sabar Dulu
 ⑦Masih Ada Iman
⑧Topneg Fenipu
⑨Kejam Diatas Kejam
⑩Bukan Ku Menminta

2017年1月1日日曜日

2016 ベスト・アルバム





KONSTANTINOS PLOUSIOS & ASPASIA STRATIGOU, THODORIS MERMIGKAS, RIA ELLINIDOU… / ALITHEIA… STI SYRO


EDDY TUSSA / KASSEMBELE

2016年は本作とEddy Tussaがぶっちぎりでした。
①②「大切なのはアコースティックであること、そしてオリジナルであり、質の良さを保つこと」を実証したアルバムだと思う。大好きなギリシア歌手ASPASIA STRATIGOUは自身のアルバムは出さず、作曲家のアルバムにちょこちょこ顔を出す。ファンとしてはがゆいものの、それを払拭してくれたのが、このアルバムだ。(まぁ、作曲家にして歌手、ギタリストでもあるコンスタンティノス・プルシオスを中心とした企画アルバムなのだが)ライヴ盤というのもいい。他の歌手も様子観察だ。ギリシアの多様な音楽世界を最少人数の編成でこれだけ聴きやすく、アレンジにも凝っているアルバムはほかに知らない。

②長年、アフリカやカリブ音楽を聴いてきて、これほど両方の音楽が面白く両立しているアルバムは、そうめったに遭遇できないでしょ。エル・スール・レコーズに感謝だ。

③Reda Taliani / Bladi



一昨年のMM誌ワールド・ベスト第1位。オイラは買いそびれていたので、16年の第3位に。近年のライのアルバムでは最も気に入っている。サウンド・プロダクションの充実。そして、何よりオイラが苦手なロボ声がない。ハレドの甥っ子なんて足元にも及ばないでしょ。キラーチューンもあるし。


④GEORGE DALARAS & NIKOS PLATYRACHOS / TA ASTEGA




昨年の初頭はこのアルバムばかり聴いていた。ラグタイムとレベーティカという発想が、この上ない極上の発想でしょ。それを実現してしまう、ダラーラスのオヤジ魂、世界のオヤジ・ミユージシャンは見習うところがあるでしょう。


⑤TITO MANRIQUE Y COSA NUESTRA / SALSA CRIOLLA, Pregoneros De La Calle




ほんと、ラテン音楽から遠ざかっているよなぁ..というより、ラテン音楽無知になっている昨今、このアルバムにはグッときた。「アフロ・ペルー、ムシカ・クオリーヤとサルサを大胆にミックス」と言われても、オイラにはプエルトリコのボンバちっくに聴こえて最高だったのだが...これって間違いのかしら..どうでもいいけど、2016年一番好きなラテン・アルバムでした。」


⑥FEMI OORUN SOLAR & His Sunshine Jasa Band / MERCY BEYOND…Aanu To Tayo





やはり、最高傑作は、GRACE, OORE OFEでしょ。それでも一定のクオリティを保っているのに敬服。アフリカ音楽をけん引して面白くしていく素材だから、今後に傑作が生まれることでしょう。期待したい。

⑦WALLY BALLAGO SECK / XEL



 
 
⑧WALLY BALLAGO SECK / XEL
 
 
チョーン・セックの息子さん!といいわれてもなぁ、どれぐらいの人が知っているのか..どうでもいいかど。次世代ンバラとしては、悪くないと思うけど。そりゃ、若いから勢いで逝くところもあるが。もうすこし、一曲一曲を緻密に練り上げたらナイスなアルバムができると思う。欲張って2CDとかにせずに..オヤジは少し見守りたい。
 
 

 
⑨??? 読めない..
 


アメフォン柳川さんラオス買い付けで、かなりツボにはまった。基本、モーラムだけど、彼女の声質、歌唱力もさることながら、バックの充実感も、今後この国の音楽をチェックしようと気になってきた。
 
 
⑩JAMILAH ABU BAKAR / BAYUN TARI PANGLIMA
 
 
 
 
マレーシア、シティちゃんやノナリザ・イドリスはどこへ...て感じになってきたなぁ。次世代を担うのはこの人なのか。まぁ、前述した2人の域には達していないが、これからの人だろうから、見守りたい。
 
 
⑩TIWA SAVAGE/RED
 


 
2016年、残念ながら、すべてエル・スール・レコーズで挿入。やはりアフリカものがダントツに面白かった。盗難アジア、新譜に関しては、もはや、ベトナム、カンボジア、ラオスという感じがする。要は、経済的に向上したら音楽が面白くないということかしら。オイラの痔論だけど。